一度は泊まってみたいと思っていたホテル、ハレクラニに泊まることができたので思い出日記。
ハワイ語で「天国の館」を意味するハレクラニは、創業から100年、世界中のセレブに愛されるラグジュリーなホテルだそうで、期待も高まります。
ラグジュアリーホテルの第一印象は「狭くて地味」。しかし……
ワイキキのほぼ中心に、ハレクラニはありました。ショッピングモールのロイヤル・ハワイアン・センターやDFSも歩いてすぐ。買い物や食事、どこへ行くにも何をするにも便利!
自然いっぱいの、マウイ島の広大な敷地のリゾートホテルから移動してきたせいで、ワイキキがとっても都会でゴミゴミしているように感じてしまいました。イメージする南国リゾートとは違うなーワイキキ都会だなーと思いながらホテルにチェックイン。
意外に……地味だな。
と思ったのは、ホテルのフロント(チェックインカウンターというのかな?)がそっけないほどシンプルでスペースも小さいからでした。一瞬、「ここって正面玄関じゃないのかな?入口間違ったか?」と。
名前を告げると、ひとりの男性がやってきて案内をしてくれました。やさしい笑顔で、ちょっとたどたどしい日本語で「私はポールです。ハレクラニはハジメテですか?では、サイショにホテルをゴアンナイして、それからおヘヤでチェックインします。」と。
ハレクラニは部屋でゆっくりチェックインできるんですね。
清潔感のある、白で統一されたお部屋。なんでも「セブン シェイド オブ ホワイト」と呼ばれる七彩の白色がハレクラニカラーらしい。ステキです。……部屋は狭いですけれども! クローゼットの扉を開けっ放しにすると、バスルームから海が見える仕様になっています。バスタブに浸かりながら海を見るなんて贅沢じゃまいか。
テーブルの上にはウェルカムフルーツとチョコレート。
このチョコレートが激ウマです。
ホテル内のショップで購入できるので、お土産にいくつか買いました。12ドルぐらいだったかな?高級チョコレートですね。
ラナイからはハレクラニのシンボルともいえるプールと海が見えます。プールの底に描かれた絵画のように美しいカトレアは、120万枚ものガラスのタイルを組合わせたもの。パンフレットなどでよく見ていたあのプールが目の前に!ハレクラニ、キタ―ッ!と実感。
でも部屋は狭い。そして、ホテル密集地域にあるためか、他のホテルも見える。さらに、ラナイからちょっと顔を出すと、周りの部屋が見えてしまう。実際、隣のラナイでくつろいでいた男性と目があっちゃいました。おーまいごっど。
……言うほどラグジュアリーか?とちょっとガッカリしたことを告白します。
が!
たった2泊でしたが、ここで過ごしているうちにどんどんこのホテルが好きになっていく不思議。フロントはビジネスホテルかと思うような地味さだしエレベーターも小さいし全体的に古いし……でも、じわじわっと魅力が沁みてくる。
ホテルを一歩出るとワイキキの喧騒、けれどホテルの中は静かでくつろげます。スタッフもフレンドリーで、にこやかに接してくれるので居心地よし。
クリスマスの飾りつけもなんだかエレガントじゃないか。
ハレクラニでのウェディングは日本人に人気のようで、3日間の滞在中に4組ほど見かけました。ウェディングドレスの花嫁さんが写真撮影をしていたり慌ただしく移動していたり。お幸せにー。
ハレクラニで行ってみたかったレストラン
ハレクラニの「La Mer(ラ メール)」は数々の賞を受賞したり星を獲得しているフレンチレストラン。せっかくなので贅沢しようか!と張り切ってみましたが、希望の時間に予約がとれず断念。
Orchids(オーキッズ)でディナー
ラメールは無理だったので、Orchids(オーキッズ)へ行くことに。予約は日本から、レストラン予約サイトの「OpenTable」を通じてしました。OpenTableを初めて利用しましたが便利すぎる!テラス席にしてねなどのリクエストもできます(確約はされませんが)。
さて当日、予約の時間にオーキッズへ行ってみると、リクエスト通りのテーブルに案内されました(嬉しい)。希望したのは、フラショーと海が見えるテラス席。毎夜、ハワイアンミュージック&フラショーが開催されると聞いて、それを見ながら食事できたらステキじゃんと。
フラショーを遠目に見つつ食事。ハワイアンミュージックの音が良いBGM。
食事はもちろんおいしいんです。なんだこのステーキの分厚さは!
オーキッズでランチ
帰国する日、ランチで再びオーキッズへ。予約はしてません。
この時期、ハワイは雨期だそうですがずっと天気に恵まれてました。が、帰国するこの日は雨。
晴れていれば、シェードの向こうには真っ青な海と空が広がっていたはず。
ロブスターのグリルとリングィネのパスタ▼ ロブスター1匹使ってるよ!?ハワイ最後の贅沢!
ハワイで「アヒ」といえばマグロ。アヒのカルパッチョ。うんまい。
名物らしいココナッツケーキ。デザートにこれを注文したら「いいチョイスだよ!」とウェイターさんにほめられましたw
日曜日ならサンデーブランチがおすすめだとか。「オアフのベストブランチ」に毎年選ばれていて、かなり人気のよう。私は5日前に予約を試みたけれどもう席はありませんでした。
House Without a Key(ハウス ウィズアウト ア キー)でフラショーを見る
ハウス ウィズアウト ア キーはドレスコードもなく予約もいらないカジュアルレストラン。毎夕5時からフラショーが行われます。オーキッズから遠目に見たショーはこれでした。今度は間近で見よう。
ドリンクのみのお客さんはフラショーの近くの席へ通されます。食事の場合は奥まったレストランへ。
ドリンクのみだった私たちは、ショーの近く、なんと一番前の席へ通してもらえました。お寿司やココナッツシュリンプ(名物らしい)など軽食もあります。ショーもステキだけれど、太陽が沈んでいく様子にこれまたうっとり。オレンジ色に輝く空の美しさといったらもう!
見た人には幸せが訪れるという、グリーンフラッシュを見ることもできました!
太陽がほんの一瞬、緑色に光り輝く瞬間は鳥肌がたつほど感動。(写真に写すことはできなかった。残念。)
夕陽が沈む瞬間の奇跡”グリーンフラッシュ”が幻想的すぎる – NAVER まとめ
ハウス ウィズアウト ア キーから見たオーキッズ(1階)とラメール(2階)。
ハレクラニのビーチはスピリチュアルスポット
カヴェヘヴェヘ(KAWEHEWEHE)と呼ばれるハレクラニ前の海は、病気や痛みが和らぐパワースポットなんだとか。(カヴェヘヴェヘは「除去」を意味するらしい。)
ダイヤモンドヘッドから上る朝陽を受けつつ海沿いを散歩。癒された……。
ハレクラニで過ごす時間は、まさにラグジュアリーでありました。