緊急事態宣言も解除され、そろそろ紅葉が見頃かという11月、宮城の秋保温泉へ。
秋保温泉へ最後に行ったのはいつだろうと考えてみたら、なんと20年も前のことでした。月日の早さよ……。
今回宿泊したのは、茶寮宗園さん。初めて利用しますが、ホームページを見ると高級感があふれていて期待が膨らみます。
八千坪の日本庭園を誇るだけあって、門の佇まいからして迫力がありました。
茶寮宗園(楽天トラベルより)
お部屋とお風呂
仲居さんたちに迎えられ、玄関で靴を脱いで入ってすぐのこの廊下。広い!圧巻です。
ロビーも広々。この空間の贅沢な使い方はコロナ禍だからでしょうか。テーブルとの距離が広くとられているのでさらに贅沢で落ち着いた雰囲気があります。
広い廊下を進んでお部屋へと案内され、今度はここでスリッパを脱ぎます。ここから先は露天風呂付きの離れ客室となっています。
そしてまた長い廊下。館内を移動するだけでいい運動になりそう。
案内されたお部屋は10畳と8畳の和室に洋室リビング?と広々。落ち着いた雰囲気です。
和室の縁側から外の景色も楽しめますが、今回泊まった部屋から見えたのは裏庭といった感じ。このお庭、離れ客室の避難経路にもなっているそうです。そのため、ほかの客室との仕切りがないので、庭に出るのは遠慮してほしいとのことでした。
部屋付きの露天風呂は屋根がついていて、雨や雪でも気にせず入れます。ただ、屋根と壁で覆われているので露天風呂にしては解放感がなく、これも景色が楽しめないのが残念。
ほかにも残念だったのは、アメニティの乏しさやフリードリンクがミネラルウォーターだけだったこと。欲を言えばきりがないですが、宿泊料金からみると少し寂しい。
今回、到着からお見送りまで一人の仲居さんがついてくださいました。2泊3日の間、夕食、朝食の配膳、そしてお布団敷きまで!昔ながらのおもてなしという感じですね。とても気さくな方だったので、気疲れすることもなく気持ちよく過ごすことができました。
部屋からの眺めは今一つでしたが、宿のあちこちで廊下に面した大きな窓から日本庭園が楽しめるようになっています。
↓こちらは大浴場の露天風呂。
宿泊予約 一休.comさんより
大浴場は男女入れ替えなしで1ヶ所のみなので、いろいろなタイプのお風呂を楽しみたい!という方には物足りないかもしれません。
ただ、喧噪もなく、上質な空間で落ち着いてゆっくり過ごしたいという方には最高なのではないでしょうか。
お料理
お風呂もいいけど食事もね!と楽しみなのが温泉旅館のお食事です。
今回泊まった露天風呂付き離れは、お部屋での食事でした。ホームページを見るとお食事処も趣があって素敵な雰囲気なので、また機会があれば食事処も利用したいです。
ちなみに、部屋での食事は座卓のある和室でしたが、座卓を高さのある椅子とテーブルにに変えてくださいました。正座は疲れるのでありがたい。
お食事は季節感があり、目でも楽しい。幸せ。
どのお料理も丁寧に手を加えられていて、量もちょうどよく美味しかったです。
感動すら覚えたスイーツがこちら↓ フレッシュなぶどうゼリーにふわふわのマロンクリームが載ってます。この絶妙なハーモニー!
秋保温泉に行くなら……
とにかく、空間の使い方が贅沢という印象でした。ゆったりと流れる静かな時間をただのんびりと楽しむ、そんな大人のお宿だと思います。
茶寮宗園さんは、同じ秋保温泉にあるホテルニュー水戸屋の系列だそうなので、少しぐらい騒々しくてもいい、もっとアクティブに過ごしたい!という場合は、プールもあってお風呂の数も豊富なニュー水戸屋さんも魅力的。