前略 姉上様
トワイライトエクスプレスの車窓から見た、日本海に沈む夕陽です。キレイでしょ。
私にとって、これが最初で最後のトワイライトエクスプレス。
前回に引き続き、このクラシカルな寝台特急の思い出を語っていくよ。
サロンカー「サロンデュノール」とミニサロン
姉さん、サロンカーというものがあるんだです。4号車のサロンカーは誰でも利用できるフリースペースで社交の場。車窓の景色が楽しめるように、大きな窓に向かってシートが設置してありました。
昼間は賑わっていたサロンカーも、夜遅い時間になると人影まばら。
夜の12時近くには、私一人きりになりました。ちょっとコワイ。ちなみにこのサロンは24時間いつでもオープン。
そして7号車にはミニサロンがあります。サロンと言うより会社の応接室のような雰囲気。ソファの座り心地は良さそう。
食堂車
3号車は食堂車です。
ディナーの時間には本格的なフレンチがいただけるらしいけれど、席数に限りがあるので予約必須。そして、その予約はなかなか取れないらしいんです。
私と母さんはぼんやりしていて、ディナーの予約をするなんてことをまったく思いつきませんでした。
少しわびしかったけれど、コンパートメントで持ち込みのお弁当を食べましたよ。
食堂車でお弁当を販売していたらしいですが、秒で売り切れてしまったもよう。
朝食は食堂でいただくことができました。
敦賀駅で牽引機関車交換
敦賀駅(福井県)では機関車の交換がありましたよ。
停車時間が15分ほどあったので、ホームに出てのびのび。
連結の様子をみんなめっちゃ見てる▼
車内販売が来るのを今か今かと待つ
トワイライトエクスプレスでも車内販売がありました。
1号車から回ってくるので、9号車の私は首をながーくして車内販売が来るのを待ってました。目的はビール!ビールが飲みたい!
そして、ようやく車内販売がやってきたのは、「車内販売を開始します」とアナウンスがあってから3時間も経ってからでした!
みなさん、すごい勢いでグッズを買うのでとっても時間がかかるらしい。
そんな私もつい買っちゃっいましたよね、トワイライトエクスプレスグッズ。
スポーツタオルに、消せるボールペン、フリクションボール。
ツウが言うには、スポーツタオルは使わずに飾っておくべし!だとか。ぇー……
同室のスージーは、数万円分のグッズを買い込んでました。鉄子かな?
ちなみに、車内販売はグッズのみの販売でお酒は売ってませんでした。私はなんのために3時間も待っていたのか。
ドリンクは自販機、お酒は食堂車まで行って買わねばなりません。私たちのコンパートから食堂車、遠いんです。
それでもビールと梅酒を買いました。このチョーヤの梅酒、トワイライトバージョンですね。いい感じです。
トワイライトエクスプレスでシャワーをどうするか問題
スイートルームならいざ知らず、一番安いBコンパートにはシャワーなどあるはずもなく。
清潔好きな姉さんならそれだけでもう、寝台特急には乗らないと言いそうですね。けれど安心してください。みんなが使えるシャワー室があるんですよ。1人30分の予約制で320円ぐらいで利用できるそうです。
汚かったらいやだなと不安になりますが、キレイらしいです。“らしい”というのは、私は利用しなかったからです。ビショビショに濡れた床、壁、床に落ちた誰のものか分からない髪の毛……なんてものを想像したらちょっともうダメでした。
そうそう、30分の持ち時間がありますが、30分間ずっと水が出るわけじゃないんですって。水(お湯)が出るのは6分間のみ。いざシャンプーを流そうと思ったら、お湯が出ない!なんてことのないように注意しないといけませんね。
トワイライトエクスプレスの寝心地
「トワイライトエクスプレスはとにかく揺れるので、酔い止めを飲んどいたほうがいいですよー。」
と添乗員さんが言うので、飲んどきました。
夜遅く12時頃までサロンカーで時間をつぶしてた私ですが、さすがに疲れてきたので寝ることにしました。
部屋へ帰ると、スージーのいびきが聞こえてました。
シーツを敷いて体を横たえると、揺れがダイレクトに身体に伝わってくる感じです。うとうとしている中で、体がぐらぐらっと揺れるのが、地震のようで怖かったです。3.11の東北大地震のあと、なんども余震がありましたよね。その思い出が蘇ってきました。ゴゴゴゴーと地鳴りのように響く電車の音も地震のようでした。地震……と夢うつつに思いながら、浅い眠りでした。
でも、寝不足でも心配いりません。起きてからも大阪まではたっぷり時間があります。
昼間、シートに腰かけて窓の外を眺めているうちに、気持ちよい睡魔が襲ってくると思います。電車の揺れが今度はほどよい揺り籠のようになって心地よい眠りへと誘われるはず。
それでは姉さん、トワイライトエクスプレスにはもう乗ることはできないと思いますが、今度は一緒に九州の「ななつ星」とか乗ってみませんか。
草々